ブライアン・メイ(Brian May)/エレキギタリスト名鑑

『高度なギター・オーケストレーションで壮大なサウンドを構築する音の魔術師』
出生:1947年7月19日
出身地:イギリス ミドルセックス州ハンプトン
ジャンル:ロック、HR/HM、他
活動バンド:QUEEN,BRIAN MAY BAND,他
主な使用ギター:ハンドメイド・ギター“レッドスペシャル”、ギルド・シグネチュア・モデル、他


おすすめCD


Night at the Opera/QUEEN(’75年)
Night at the Opera
緻密なサウンド・メイクとドラマティックなハード・ロックの完成度が究極の域に達した不朽の名作。「Bohemian Rhapsody」に彼等の美学が集約されている。
おすすめ動画


Bohemian Rhapsody

略歴


7歳の時、アコースティック・ギターを手にしたのが彼とギターの出会いで、スキッフルをプレイした後、エリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックスといったギター・ヒーローに触発されて、当時のロック・ミュージックに感化されていった。
代名詞的なギターである“レッド・スペシャル”が作られたのは、ブライアンが10代でバンド活動を始めた頃の事だ。父親の助けを借り、暖炉の縁材を使って製作されたこのオリジナル・ギターは、他のギターでは出し得ない独特な音色を発し、後のブライアンならではのサウンド・メイク確立において、大きな役割を果たすようになるのである。
そして、’68年結成のスマイルを経て、’71年、フレディ・マーキュリー(vo)、ジョン・ディーコン(b)、ロジャー・テイラー(dr)と共にクイーンを始動。’73年、アルバム『Queen』にてデビューを飾る。何故か当初は本国イギリスのプレスから酷評されたが(一方で日本では当初から絶大な人気があった)、翌’74年の2nd『Queen II』、’75年の3rd『Sheer Heart Attack (Deluxe Edition)』とリリースを続ける内にサウンドの完成度は上昇し、それにつれて音楽性の幅も広がっていく。そして続く4th『Night at the Opera』(’75年)と同作からのシングル「Bohemian Rhapsody」を共に全英No.1へ叩き込み、いつしか“イギリスの国民的バンド”としての地位を獲得する。
QueenQueen II (Deluxe Edition)Sheer Heart Attack (Deluxe Edition)Night at the Opera
クイーンはその活動初期から多重録音の技術を活用しており、ブライアンのギター・オーケストレーションはサウンドの壮大化において重要な役割を果たしていた。その非常に凝った音作りから、シンセサイザーを使っていると言われた事もあったが、実際のところ初期クイーンは“No Synthesizers”という文言をアルバムクレジットする事で、それを否定している。また“レッド・スペシャル”とVOW“AC30”との組み合わせによって得られるブライアン特有の繊細なトーンも、クイーンの音楽を特徴付けるポイントの1つであった。
音楽シーンの変化を敏感に感じ取り、自らの可能性を拡張していったクイーンは、メンバーそれぞれの多彩な音楽的趣味を取り込み、時にシンプルなサウンド勝負したり、はたまたディスコ・ビートを導入した「Another Bites The Dust」(’80年『The Game』収録)のような大胆な手法を採ったりと、あらゆる形で高品質な楽曲を作り上げ、幾度となくヒットを飛ばしている。初期のハード・ロック・スタイルからは大きく離れたものの、それは彼等自身の柔軟な姿勢からすれば当然の事だったのである。
The Game (+ Bonus Track)
’80年代の半ばには以降のライヴ活動を一切停止するという出来事もあったが、その後もコンスタントにアルバムを発表する事で常にロック・シーン頂点の座を維持。そして’91年、6度目の全英No.1に輝いた通算14作目のスタジオアルバム『Innuendo』が発表される。
Innuendo
が、同年11月23日、フレディがエイズに冒されている事を自ら公表。先にライヴを行なわない事が決定されたのは、彼の病気が影響しての事だった。翌24日にフレディは逝去。これによってクイーンは活動を停止するものの、’95年には未発表音源から構築された“新作”『Made in Heaven』が発表されている。
Made in Heaven
実際のところ、クイーンがこれまでに解散を宣言した事はなく、’04~09年にはフリー~バッド・カンパニーの名ヴォーカリスト:ポール・ロジャースを迎えた仰天のユニット“クイーン+ポール・ロジャース”での活動も展開されていた。
クイーンがひとまず活動を終了した’90年代はソロ活動も活発で、’92年には名手コージー・パウエル(dr)達を迎えた1stソロ・アルバム『Back to the Light』の発表、並びに同作に伴うツアーを皮切りに、ソロ・アーティストとしての立ち位置を明確にしている。近年では単独での目立った活動は見られなくなっているが、様々なアーティストとのセッションに登場し、度々その特徴的なギター・プレイ/サウンドを聴かせている。
Back to the Light
関連書籍


書籍「ヤング・ギター[コレクション]vol.10 ブライアン・メイ
ヤング・ギター[コレクション]vol.10 ブライアン・メイ (ヤング・ギターコレクション vol. 10)不滅のクイーン・サウンドの創造主:ブライアン・メイを大特集!
愛機レッド・スペシャルの最新シグネチュア・モデルに関するスクープ記事を始め、ヒストリー/ディスコグラフィ/使用機材/歴代ライヴ・レポート/インタビュー発言など、様々なアングルからその尽きせぬ魅力に迫ります。

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