イングヴェイ・J・マルムスティーン(Yngwie J. Malmsteen)/エレキギタリスト名鑑

『クラシカルなシュレッドでテクニカル・ギターの常識を塗り替えた絶対王者』
出生:1963年6月30日
出身地:スウェーデン ストックホルム県ストックホルム
ジャンル:HR/HM、他
活動バンド:ALCATRAZZ,YNGWIE J.MALMSTEEN’S RISING FORCE,他
主な使用ギター:フェンダー・ストラトキャスター、オベーション・ヴァイパー、他


おすすめCD


おすすめCD:Rising Force/YNGWIE J.MALMSTEEN(’84年)
Rising Force
インストを中心とした構成の1stソロ・アルバム。代表曲「Black Star」を始め、ネオ・クラシカルという言葉を体現するかのような楽曲を多数収録。
おすすめ動画


Evil Eye

略歴


’80年代に激化したテクニカル・ギター路線。「誰のギターが一番速いか!?」という議論がなされ、数多くの凄腕がシーンに登場する事となったが、その発端はスウェーデンから単身渡米し、唯我独尊の驚異的なプレイで衝撃を与えた、イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーンの出現に他ならない“ネオ・クラシカル”というスタイルが定着したのは、間違いなく彼の功績である。
音楽教育に熱心だったイングヴェイの両親は、子供達が3歳になるとピアノのレッスンを受けさせていたが、幼少のイングヴェイは興味を示さなかった。5歳の誕生日にプレゼントされたアコースティック・ギターも、長い間放置されたままだったというのは、今となっては意外なエピソードである。
しかし’70年、彼が7歳の時、イングヴェイはテレビで放送されていた追悼番組で、ジミ・ヘンドリックスの壮絶なギター・プレイを目の当たりにする。これがイングヴェイのロック・ギターへの目覚めであった。そして9歳の誕生日に姉からプレゼントされたディープ・パープルの『Fireball』(’71年)を聴き、リッチー・ブラックモアに大いに影響される。
Fireball
さらに、姉が持っていたジェネシスの『Selling England By the Pound』(’73年)で、クラシック的なコードの響きに驚きを覚えたイングヴェイは、母親がコレクションしていたクラシック音楽アルバムを通してヨハン・セバスチャン・バッハという大家を知る。さらにニコロ・パガニーニの超絶技巧ヴァイオリンを聴くことで、後の彼にとっての代名詞的テクニックとなるスウィープ・アルペジオの源流的アイデアを吸収する事となった。
Selling England By the Pound
13歳でオリジナル・バンドのパワーを結成、その後バンド名を変更しつつライヴを続けているが、既に10代の時点で現在に通じるサウンド&プレイ・スタイルが確立されていたという驚きの事実が、後に発表されたデモ音源を聴くと明らかである。地元でも有名なプレイヤーとなっていたイングヴェイはスウェーデンCBSとの契約こそ逃すものの、時代は彼に味方していた。
デモ・テープを聴いたシュラプネル・レコーズの総帥:“テクニカル・ギタリスト発掘人”のマイク・ヴァーニーが遠くアメリカからイングヴェイにコンタクトを取る。これをきっかけに渡米が決定し、’83年2月3日、イングヴェイはL.A.の地に降り立つ。
まずはマイクの紹介でロン・キール(vo)率いるスティーラーに加入。イングヴェイにとっては不本意なバンドだったが、ライヴ活動を続ける間に「凄いギタリストがやって来た」との噂が広まり、様々な大物ミュージシャンが誘いの言葉をかけるようになった。
イングヴェイは元レインボー~MSGのグラハム・ボネット(vo)の新バンド:アルカトラスへの加入要請を受け、アルバム『ALCATRAZZ』(’83年)でワールドワイド・デビュー。全面的コンポーザーの役割も担っていたイングヴェイが聴かせた、ヴァイオリンを1つの参考とした流麗なテクニック、これまでのロックでは聴く事の出来なかった程に大胆なクラシック由来の旋律美は、極めてセンセーショナルであった。
アルカトラス
’84年には早くも来日が決定し、日本でのイングヴェイ人気も沸点に達していたが、この時点で彼は他のメンバーとの確執を抱えていた。結局1年足らずでアルカトラスを離脱すると、同年にソロ・アルバム『Rising Force』を発表。大半がインストというマニアックな作りながらも異例の好セールスを記録し、以降、ライジング・フォース名義とソロ名義を使い分けつつ、コンスタントにアルバムをリリースしている。
Rising Force
彼のスタンスは“ソロ・アーティスト”だが、ギター・プレイのみに特化することなく、あくまで歌ものの様式美メタル路線を現在に至るまで貫いているというのも、イングヴェイなりの信念であろう。ジェフ・スコット・ソート、マーク・ボールズ、ジョー・リン・ターナー、マイク・ヴェセーラ…といったシンガー陣を始め、イングヴェイのバンドにはこれまで優れたプレイヤー達が加入しながらも、頻繁にメンバーが入れ替わっている。それも自身の作品制作、ライヴ・パフォーマンスにおいては微塵の妥協も許さないという、イングヴェイの強固な姿勢の表れに他ならない。
関連書籍


書籍「イングヴェイ・マルムスティーン自伝 Yng-WAY-俺のやり方
イングヴェイ・マルムスティーン自伝 Yng-WAY-俺のやり方(↓amazonより引用)
アルカトラスの一員として突如シーンの一線に現れ、驚異的な速弾き同様、瞬く間にメタル・ギタリスト界の頂点に上り詰めた“王様”イングヴェイ。
そのデビューから30年となる2013年に発売された、かねてから話題の自伝・日本版の登場です!
誰もが知ってる事実から知られざるエピソードまで、すべて本人自ら書きおろし。さらに日本版には写真館&作品一覧など独自要素も追加しています!

当サイトで紹介したイングヴェイ・J・マルムスティーンの名曲


Far Beyond the Sun(イングヴェイ・マルムスティーン)
Trilogy Suite Op.5(イングヴェイ・マルムスティーン)
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