ジョン・ペトルーシ(John Petrucci)/エレキギタリスト名鑑

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高度な音楽理論と圧倒的技巧を併せ持つプログレッシヴ・メタルの雄

出生:1967年7月12日
出身地:アメリカ ニューヨーク州ロングアイランド
ジャンル:HR/HM、プログレッシヴ
活動バンド:DREAM THEATER,LIQUID TENSION EXPERIMENT,solo,他
主な使用ギター:ミュージックマン・シグネチュア・モデル、他

おすすめCD

Images & Words/DREAM THEATER(’92年)

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Metropolis

略歴

音楽一家に育った彼は12歳でギターを習い始めており、当初はアイアン・メイデンやオジー・オズボーンといったHR/HMに熱中していたが、次第にジャズ/フュージョンやプログレッシヴ・ロックにも興味を抱くようになり、高度な音楽理論とテクニックを身に付けるべくバークリー音楽大学に進学した。

ここでジョンはマイク・ポートノイ(dr)と知り合い、高校時代からの盟友であるジョン・マイアング(b)と共にマジェスティを結成。そして’89年にはバンド名をドリーム・シアターに変え、チャーリー・ドミニシ(vo)とケヴィン・ムーア(key)を加えたメンツでアルバム『When Dream & Day Unite』にてデビューを飾る。この作品は“ラッシュとメタリカの融合”として、一部のリスナーの間で話題となった。

シンガーがジェイムズ・ラブリエに替わった事で、バンドとしての完成度はさらに上昇。このメンツによって製作された2nd『Images & Words』は、超絶技巧によって奏でられるプログレッシヴかつキャッチーなメタル・サウンドを提示し、前作とは比べものにならない程の大幅なファン層拡大に成功。その反響の大きさから、同作1枚で2度のワールド・ツアーを行なうほどであった。

これ以降キーボーディストが2度交代しているが、プログレッシヴ・メタルのトップ・アーティストとしての地位は着実に固められていった。中でも初のコンセプト・アルバム『Metropolis Part 2: Scenes from a Memory』(’99年)は、バンド史において重要な作品であり、マイクの脱退という最大の危機すらも乗り越えて制作された『Dramatic Turn of Events』(’11年)においてもその実力を改めて誇示する事となった。

ペトルーシはこの間、インスト・プロジェクトのリキッド・テンション・エクスペリメントでアルバムを発表している他、’05年にはソロ・アルバム『Suspended Animation』でよりメロディックなインストを披露している。現在もドリーム・シアターの活動の合間を縫い、久々のソロ作完成に向けて準備しているようだ。

関連書籍

書籍「モダン・ギタリスト 特集●ジョン・ペトルーシ

’90 年代初頭に音楽シーンの表舞台に登場し、以降テクニカル・ギター界を牽引してきたジョン・ペトルーシのキャリアを、ヤング・ギター誌に掲載された豊富なアーカイヴ(インタビュー、機材、奏法記事)を軸に集成。さらに先の来日公演時に実現した独占インタビュー、最新ライヴ機材等、新ネタも多数織り交ぜ、現代最高峰の ヴァーサタイル・ギタリストと称されるジョン・ペトルーシの魅力に多角的に迫っています!!

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