ロックンロール・ギターの権威を復興させたエモーショナルな名手
出生:1965年7月23日
出身地:イギリス ロンドン
ジャンル:ロック、ブルース
活動バンド:GUNS N’ ROSES,SLASH’S SNAKEPIT,VELVET REVOLVER,solo
主な使用ギター:ギブソン・レスポール、他
おすすめCD
Appetite for Destruction/GUNS N’ ROSES(’87年)
おすすめ動画
Welcome To The Jungle
略歴
スラッシュ(本名:サウル・ハドソン)は、イギリスのロンドン郊外にて生まれる。11歳の頃にアメリカのL.A.に移り住み、15歳でギターを手に入れると、地元の音楽スクールに通い基礎を学びつつ、レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズ、エアロスミス、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベック、マイケル・シェンカー等々を聴き始めてギター熱を高めていく。
高校を中退し、幾多のバンド遍歴を重ねた後、’85年にガンズ・アンド・ローゼズ(GN’R)に加入。’86年の自主制作ミニ・ライヴ作の好調なセールスを受けて、’87年『Appetite for Destruction』でメジャー・デビューする。
現代的テクニックに長けつつブルース等のオーソドックスなオールド・スタイルも併せ持ち、ペンタトニックを主軸としたスポンティニアスでダイナミックなスラッシュのプレイは、テクニック至上主義的な向きのあった当時のギター・シーンを一変させた。
同時に、派手なペイントを施し、ロック式トレモロ・ユニットを搭載したストラト系シェイプのギターが流行であった当時、スラッシュの登場によりそのメイン・ギターであるレスポールが再び脚光を浴びることになる(後にギブソンからスラッシュのシグネチュア・レスポールも発表)。
’91年にはGN’Rの2nd『Use Your Illusion 1』『Use Your Illusion 2』を同時に発表し、前者がチャート2位、後者が1位、そのツアーも大盛況となるもバンドは徐々に自然崩壊的状況を呈していく。
’95年、スラッシュはスラッシュズ・スネイクピット名義で『It’s five o’clock somewhere』をリリースした後、正式にGN’Rを脱退し、’00年にはスネイクピットの2nd『Ain’t life grand』をリリースする。
’02年、あるベネフィット・ライヴで元GN’Rのメンバーと共演したのを機に、彼らとの新バンド:ヴェルヴェット・リヴォルヴァー(VR)の結成へと発展し、’04年6月に『CONTRABAND』でアルバム・デビューを飾る。
’10年には初のソロ作『SLASH』をリリースし話題となった。
関連書籍
スラッシュのコレクションからギター数点の写真とコメント、バイオグラフィー、ディスコグラフィー、来日ツアーの機材、雑誌「ヤングギター」に掲載された全インタビュー、最後におまけの奏法のタブがついています。
書籍「スラッシュ自伝」
(↓amazonより引用)全盛期のガンズ・アンド・ローゼズを支えたギタリスト、スラッシュの書き下ろしによる初の自伝本。
自身の出生から、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのセカンド・アルバム『Libertad』の制作過程までが詳細に綴られています。
ロック・ミュージック、エレキ・ギターとの出会い、バンド活動等々。もちろん、ガンズ在籍時代の出来事もふんだんに記されており、在籍期間の割にはかなりのページを割いているところもポイントです。当然、アクセルやイジー、ダフもガンガン登場し、破天荒なロックンロール・ライフがスラッシュ自身の口から明かされています。
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