ライトハンド奏法を世に広めたロックな名曲!
演奏者:エドワード・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)
楽器:エレキギター(band)
収録CD:「Van Halen」
収録DVD:
難易度(10段階):5
ジャンル:ロック
効能:テンション↑↑
ほとんどアドリブみたいな感じなのでこれを曲というのはちょっと違うかもしれませんが、ギタリストやリスナーに多大な衝撃を与えたということで紹介させていただきました。ライトハンド奏法ではなく「タッピング」と呼ぶことのほうが一般的かもしれませんね。
ちなみにこのタッピングはエドワード・ヴァン・ヘイレンが発明したわけではないんですよね。
wikipedia『タッピング奏法』より引用
エドワード・ヴァン・ヘイレン登場当時はいわゆる「ライトハンド奏法」として華々しくギター雑誌等で紹介されたため「ライトハンド奏法」はエドワード・ヴァン・ヘイレンが作った奏法という説が広く流布してしまっているが、それ以前にジェネシスのスティーヴ・ハケットが既にタッピングによる奏法を行っており(中略)、ゴング時代からアラン・ホールズワースも行なっていた。ライトハンド奏法を最初にレコーディングしたのはZZ TOPのビリー・ギボンズといわれている。(中略)エドワード・ヴァン・ヘイレンはホールズワースのフォロワーであり、時期的にもハケット、ホールズワースが音楽活動をし始めたのが多少前後はあるが1970年代初頭、ヴァン・ヘイレンがデビューするのが1970年代中盤であるのでホールズワースからインスパイアされたものをエディがロック的で派手な奏法として徹底的に進化させたのだと考えるのが妥当であろう。その中にはタッピングを大きくフィーチャーし、一つの楽曲内でより連続した音符や音階で演奏、間奏において長時間行った、その奏法の為の楽曲も作り上げたという意味合いはある。1970年代に於いて、ロックギタリストに対するより派手な印象を聴く者に与えたなどの功績はあったといえる。
演奏動画
他にもいくつかライヴ動画があったのですがアドリブ大会になっちゃうのが多くて、これが一番CDの音源に近い構成でした。それでも結構違う部分がありますが…。
聴き所はやはり「1:06」からのタッピングのフレーズでしょうかね。この音程差のあるフレーズをギターで表現しようと思ったらやっぱりタッピングしかないわけで、鍵盤楽器が弾けるエドワード・ヴァン・ヘイレンだからこそこのフレーズが生まれたともいえるのではないでしょうか。
エドワード・ヴァン・ヘイレンの場合は、右手の中指でピックをキープして人差し指でタッピングしているのですが、あたりまえなんですが普通のピッキングからタッピングへの切り替えも非常にスムーズです。これが意外と難しいんですよねー。
収録CD、関連書籍
収録CD「Van Halen」
1978年発売、アメリカのハードロックバンド「Van Halen」のデビューアルバム。全米最高位は19位で、瞬く間に150万枚を売り上げ、プラチナディスクを獲得した。まさにロックの歴史を一変させた一枚です。
1.Runnin’ With The Devil 2.Eruption 3.You Really Got Me 4.Ain’t Talkin’ ‘Bout Love 5.I’m The One 6.Jamie’s Cryin’ 7.Atomic Punk 8.Feel Your Love Tonight 9.Little Dreamer 10.Ice Cream Man 11.On Fire
このCDは、2の「Eruption」のみがインスト曲です。
楽譜「ヤングギター[コレクション] Vol.7 エドワード・ヴァン・ヘイレン」
ヴァン・ヘイレンの使用ギター、バイオグラフィ、ディスコグラフィ、インタビュー記事などが詳細に載っています
コメント
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こんにちは~
お!来ましたね~暗闇の爆撃!(笑)
この曲はスタジオでフリーで弾いているのをプロデューサーの
テッド・テンプルマンが録音していて、後から編集したのでは
ないかといった話がありました。
よ~く聴くと切れ目が分かるんだとか。マニアさんの耳は凄い
ですよね!
ただホールズワース云々は個人的には具体的に影響がプレイに
表れるのは「1984」辺りからだと聞いた事があります。
それにヴァン・ヘイレンのデビューは1979年頃だと思うのです
が、どうでしょう?
もっとも「1984」あたりがホールズワースを聴いてハマってた頃
なのかもしれませんし、それ以前から聴いていたのかもしれません
からなんとも言えないのですが・・・。
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レブさん、こんにちは!
「切れ目」ですかー、まったく気にしたことがなかったですね。確かに途中でフェイドアウトするところは不自然ではありますが、そこですかね??
ヴァン・ヘイレンのデビューは1978年頃だと思いますが、ホールズワース云々は正直よくわからないですねー。
ホールズワースのwikiみたら
『エディ・ヴァン・ヘイレンがライトハンド奏法を始めたのは、ホールズワースの曲をコピーしたときに、左手の指が届かない音を右手の指でカバーしたのがきっかけだったといわれているが、この説に対してホールズワースは異論を唱えていて、実際ホールズワースがUKでアメリカツアーをした時、UKは無名時代のヴァン・ヘイレンの前座であり、そのとき既にエディ・ヴァン・ヘイレンはタッピングを行っていたらしい。』
って書いてありました…。
とにかくタッピングがメジャーなテクニックになったのはヴァン・ヘイレンの功績であることは事実だと思います。
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こんにちは~
切れ目はですね~実際のところ、私もよく判別できないのですが、マニアさんの
話を読むと「大きくアームダウンからリターンした後は絶対そう!」だそうです。(笑)
たしかに最初の速弾きの後(ハミングバード・ピッキングの後辺り)、大きくアー
ムダウンからリターンした後少し間が空くので、よく聴けば分かるかもしれません。
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あー、やはりそこですか(笑)
何も気にしないで聴くと素通りしてしまうほどですから、アレンジの妙ですねぇ。
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こんにちは。
奥田です。
出た!
イラプションですね。
ギターの世界に革命的な影響をもたらした、みたいなイメージの曲ですよね。
もう、何十年も前に録音されたのにすごいパワーありますよね。
EVHのプレイはとてもスムーズで気持ちいいですよね。
久々に聞きましたが、やっぱ良いですね。
ランキング押しときますね。
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どーも、こんばんは♪
そーですねー。
リズム感がくどくなくて爽やかなので、この曲以外にも好きな曲が多いです。(インストじゃないですけど…笑)
で、実は自分で弾いてみたりしたこともあるんですけど、楽譜を見てひととおり音をさらっていちおう楽譜どおり音は出てるんだけど『あの感じ』にならない。
って経験があります。「Panama」とか「Hot For Teacher」とか懐かしいです。
そんな時にプロのすごさみたいなものを感じましたねー。
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Eruptionカッコイイですよね。
俺も大好きです。
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disktさん、はじめまして♪
コメントありがとうございます!!