日本人離れしたセンスとテクニックで尊敬を集め続けるカリスマ
出生:1955年6月16日
出身地:東京都品川区戸越
ジャンル:ロック、ブルース、ジャズ
活動バンド:JOHNNY,LOUIS & CHAR(PINK CLOUD),PSYCHEDERIX,BAHO,solo,他
主な使用ギター:フェンダー・ストラトキャスター、フェンダー・ムスタング、ESP・シグネチュア・モデル、他
おすすめCD
Char/Char(’76年)
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Smoky
略歴
本名:竹中尚人。幼少の頃よりピアノを習っていたが、5~6歳年上の兄の影響でギターを手にした。当時はベンチャーズ、クリーム、レッド・ツェッペリン、フリー等の楽曲をレパートリーとしていたそうだ。彼は11歳でバンドを結成してコンテストに入賞した他、中学生の時には早くもスタジオミュージシャンの仕事を始めるといった早熟な天才ぶりを発揮していた。
’73年に伝説のバンドとして語り継がれているスモーキー・メディスンを結成、プロ・デビュー前のバンドながらもメディアに取り上げられ、大きな注目を浴びた。しかし結局デビューには至らず、Charは単身渡米。そこで出会ったプレイヤー達と共にアルバム『Char』(’76年)を製作し、鮮烈にシーンへ登場した。ロックを基盤としつつも、フュージョン、ファンク、AOR等の要素を絶妙に統合し、タイトなカッティングや絶妙なタッチのチョーキングを聴かせるCharのギターは、すぐさまシーンに衝撃を与える。
ただし初期の活動においては歌謡調の曲もレパートリーとしたアイドル的なカラーが強く、Char自身は不満を募らせていた。嫌気がさした彼はしばしの休養期間を置いた後、ジョニー吉長(dr)、ルイス加部(b)と共に強力なロックバンド:JOHNNY,LOUIS & CHAR(’82年にピンククラウドと改名)を結成した。その最初期のアクションである’79年7月14日、日比谷野外音楽堂で行われたフリー・コンサート(同年に『Free Spirit』として音源化)は、日本のロック・シーンにおける重大事件の1つだ。
Charは同バンドでの活動を主軸に置きつつも、海外ミュージシャンを揃えた編成によるPSYCHEDERIXや、石田長生とのアコースティック・デュオであるBAHO等、多彩なバンド/プロジェクトを展開するようになった。現在はソロ名義の活動が中心であり、最近ではジミ・ヘンドリックスやベンチャーズ他、自身が影響を受けたアーティスト達の楽曲をカヴァーする音源“TRADROCK”シリーズを立ち上げている。
関連書籍
書籍「Char (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)」
『ギター・マガジン』誌が満を持してお届けする、スペシャル・アーティスト・シリーズです。
貴重な写真を交えて振り返るバイオグラフィ&ディスコグラフィ、キーワード・インタビュー、使用機材、代表曲のギター・スコア「Smoky」「You’re Like A Doll baby」「CROSSROADS」「Zig Zag Zone 」など、さまざまな内容を通してCharの魅力が凝縮されています。
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