ジョー・ペリー(Joe Perry)/エレキギタリスト名鑑

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伝統的R&Rをルーツに醸し出す無二のフレージング・センスとテイスト

出生:1950年9月10日
出身地:アメリカ マサチューセッツ州ローレンス
ジャンル:ロック、ブルース
活動バンド:AEROSMITH,THE JOE PERRY PROJECT,solo
主な使用ギター:ギブソン・レスポール、フェンダー・ストラトキャスター、他

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Rocks/AEROSMITH(’76年)

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ツイン・ギター・バンドであるエアロスミスにおいて、ことスター性の高いプレイヤーとしてヒーロー視されているジョー・ペリー。ヤードバーズ、ローリング・ストーンズ等にのめり込む内、自身もギターを持つようになっていた。

数々のローカルバンドで経験を積んだジョーは、’70年、当時既にプロとして活動していたスティーヴン・タイラー(vo)と出会い、バンド結成を決意。彼等はエアロスミスとして翌年に最初のライヴを行なっている。

’73年に『Aerosmith』でデビュー。当初は作品の出来もイマイチで評論家等から酷評を受けたが、3rd『Toys in the Attic』(’75年)と4th『Rocks』(’76年)という名作でエアロスミスならではのサウンド確立に成功し、セールス的にもブレイクを果たした。伝統的なR&Rに根差しつつも独特なフレージング、スライドを活用したプレイ等といった特徴を持つジョーも、ギター・ヒーローの1人として認知されるようになる。

しかし一方で、ドラッグを始めとする問題がメンバー間に軋轢を生んでおり、’79年にはジョーの脱退劇を引き起こす。この後彼はジョー・ペリー・プロジェクトを結成したものの、成功と呼ぶには程遠い状況に置かれ、一方のエアロスミスも度重なるメンバー・チェンジの影響でどん底に立たされていた。

しかし’84年、ジョー、そしてもう1人のオリジナル・ギタリストであったブラッド・ウィットフォードが復帰。『Permanent Vacation』(’87年)、『Pump』(’89年)、『Get a Grip』(’93年)といった新たな名作のビッグ・ヒットにより、エアロスミスは再びシーンの頂点へと上り詰めたのである。

現在は実に’01年以来となるオリジナル・スタジオ作(’04年発表の、現時点での最新作『Honkin on Bobo』はカヴァー集)を製作中のエアロスミスだが、’00年代中頃は動きが停滞していた事もあり、ジョーはその間に『Joe PerryHave Guitar Will Travel』(’09年)というソロ作品も製作している。

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ヤードバーズ~ローリング・ストーンズを昇華したエアロ独自の音楽性を支えるその存在感は唯一無二。
中でも「リフ・マスター」としてのジョー・ペリーのギター・サウンドは、スラッシュを始め多くのフォロワーを生んでいます。そんなジョー・ペリーを様々な角度から考察・検証するファン待望の一冊です。マニア垂涎のギター・コレクションもたっぷりと紹介しています。

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