ヴィニー・ムーア(Vinnie Moore)/エレキギタリスト名鑑

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正確無比かつ知的なフレージングでシュレッドするオールマイティな巧者

出生:1964年4月14日
出身地:アメリカ デラウェア州ニュー・キャッスル
ジャンル:HR/HM、ジャズ
活動バンド:VICIOUS RUMORES,ALICE COOPER,UFO,solo
主な使用ギター:ディーン・カスタム・モデル、他

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Mind’s Eye/Vinnie Moore(’86年)

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略歴

幼少の頃からテッド・ニュージェントやクイーンを聴いて育ち、12歳の時にクリスマス・プレゼントとして贈られたのが、ヴィニーの初めてのギターとなった。

ジャズ講師にプライベート・レッスンを受ける一方でジェフ・ベック、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルらの影響を吸収して上達していったヴィニーは、14歳の時に最初のバンドを結成する。

数年後、それまでカヴァー曲を中心にプレイしていたヴィニーはオリジナルの楽曲で勝負していくことを決意。4トラックのテープ・レコーダーに様々なアイデアを録り溜め、19歳の時に米「GUITAR PLAYER」誌に送ったデモが同誌でコラムを持っていたシュラプネル・レコーズのマイク・ヴァーニーに認められ、’85年にそのマイクの意向でヴィシャス・ルーマーズの1st『Soldiers of the Night』(’85年)にリード・ギタリストとして参加する形でデビューしている。
荒々しいパワー・メタルの上で流麗に舞うスピーディかつ正確無比な超絶ネオ・クラシカルなプレイはインパクト絶大で、本作を機にヴィニーの名は広く知られる事となった。

その後ソロ・ギタリストとしてのデビュー作となる『Mind’s Eye』(’86年)を発表。クラシカルな速弾きのみならず持ち合わせたジャズ~フュージョン系の洗練されたセンスも発揮された本作はヴィニーの才能を余すところなく伝え、10万枚を超える大ヒット作となった。

ポリグラム系レーベルからメジャー・リリースされた続く2nd『Time Odyssey』(’88年)では更に幅広いアプローチにチャレンジ、その後精力的なソロ活動で世界トップ・クラスのテクニシャンという認識を浸透させることに成功する。

ソロでの活動と平行してアリス・クーパーやTMスティーヴンスのバンド・メンバーとしてツアーやレコーディングに参加していたヴィニーは、’03年にマイケル・シェンカーの後任としてUFOに加入。『YOU ARE HERE』(’04年)から3枚のスタジオ作と1枚のライヴ盤にて、スリルの中に円熟味も漂う極上のプレイの数々を聴かせてくれている。

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