ネオ・クラシカルなプレイで現代テクニカル・ギターの復興を担った風雲児
出生:1979年4月8日
出身地:フィンランド ウーシマー州エスポー
ジャンル:HR/HM、他
活動バンド:CHILDREN OF BODOM,SINERGY,solo
主な使用ギター:ESP・シグネチュア・モデル、他
おすすめCD
Follow the Reaper/CHILDREN OF BODOM(’01年)
おすすめ動画
Follow The Reaper(2:02~)
略歴
“ギター・ソロを弾きまくる事はクールではない”そんな風潮は今や過去のものとなったが、’90年代末から’00年代にかけて起こったテクニカル・ギター復興ムードのきっかけの一端を、アレキシ・ライホが担っていた事は間違いない。
アレキシは父親の影響でダイアー・ストレイツを好み、7歳でヴァイオリンを始めるという幼年期を過ごしているが、8歳の頃にオジー・オズボーン等からメタルの洗礼を受け、ギターを始めたという。そして11歳のとき、スティーヴ・ヴァイの『Passion & Warfare』(’90年)に衝撃を受けた事が、本格的なギタリストとしての道を志す契機となった。
’93年に初のバンドであるインアースドを結成。このバンドが母体となり、チルドレン・オブ・ボドムが誕生する。1st『Something Wild』でのデビューは’97年の事(同時期にザイ・サーペントにも在籍していたが、音源を残さずに脱退。)当時イン・フレイムスやダーク・トランキュリティーの活躍で脚光を浴びていたメロディック・デス・メタルのシーンに、ネオ・クラシカルなギター・プレイをふんだんに採り入れたメロディアスなサウンドで参戦を果たす。
この方向性は2nd『Hatebreeder』(’99年)でより一層のヴァージョン・アップを果たし、また並行して当時のパートナーだったキンバリー・ゴス(vo)とのプロジェクトであるシナジーの活動にも参加し、マルチな活躍を見せている。
この時期にボドム/シナジーでのダブル出演による初来日公演(イン・フレイムスとのカップリング)を行っており、スウィープやタッピングといった派手なテクニックを駆使するギタリストとしてだけでなく、フロントマンとしての資質にも絶賛の声が上がった。
’03年あたりからは精力的なツアーの効果もあり、アメリカを始めとする世界的な評価も上昇。ボドムの活動にほぼ一本化している近年は、ネオ・クラシカル色を後退させた分、よりシンプルなヘヴィネス・サウンドを採り入れ、現代を代表するへヴィ・メタル・バンドの1つとして不動の地位を築いている。
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