ロック、ジャズ、カントリーを行き来する天衣無縫のテクニシャン
出生:1954年7月28日
出身地:アメリカ オハイオ州エミルトン
ジャンル:ロック、ジャズ、他
活動バンド:DIXIE DREGS(DREGS),KANSAS,DEEP PURPLE,solo,他
主な使用ギター:ミュージックマン・シグネチュア・モデル、他
おすすめCD
Southern Steel/STEVE MORSE BAND(’91年)
おすすめ動画
Simple Simon
略歴
ジャズやカントリー等あらゆるスタイルを通過した圧倒的テクニックによって、熱狂的なフリークを生んだ職人ギタリスト、スティーヴ・モーズ。
ギターを始めたのは10歳の時にテレビで見たビートルズからの影響だった。その後、アニマルズやチャック・ベリーに加え、カントリーやフォーク等のプレイ・スタイルを吸収すると、15歳の頃からバンド活動を開始する。進学したマイアミ大学のキャンパスで見たジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラに感銘を受けた事で、ロックやジャズ、カントリー等をクロスオーヴァーさせたバンド:ディキシー・ドレッグスを結成する。
アルバム『Free Fall』(’77年)でメジャー・デビューを果たしたこのバンドは超絶テクニカルなインスト集団ながらも、あくまでキャッチーな音楽性で幅広い支持を獲得。スティーヴの軽快なギター・プレイも注目を集め、その後6枚のアルバムを発表(’81年以降は“ドレッグス”に改名)して解散する。
’84年からはスティーヴ・モーズ・バンドを率いて、ドレッグス同様にインスト中心の音楽性を追求し始めた。また一時は再結成したカンサスにも参加して『Power』(’86年)等、2枚のアルバムをリリースしている。さらに’89年の『High Tension Wires』からは、完全ソロ名義での音源を発表し始め、並行してディキシー・ドレッグスの再結成も実現させている。
’94年以降、スティーヴが最も時間を割いているのは、ディープ・パープルのメンバーとしての活動だ。パープルのギタリストと言えば前任であるリッチー・ブラックモアのイメージがあまりに強いため、加入当時は違和感を覚えたファンも少なくなかったが、既に17年以上の時間が経過した今、そのツボを押させたギター・プレイはバンドに欠かせないものとなっている。
’03年には元オジー・オズボーン・バンドのメンバーと結成したリヴィング・ラウドでアルバムを発表し、’10年には女性ヴォーカリストのサラ・スペンサーと組んだプロジェクト:エンジェルファイアも始動。近年も八面六臂の活躍を続けている。
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