卓越した技術と異次元のフィーリングで孤高の道を往く奇才
出生:1970年3月5日
出身地:アメリカ ニューヨーク州ニューヨーク
ジャンル:ロック、他
活動バンド:RED HOT CHILI PEPPERS,solo
主な使用ギター:フェンダー・ストラトキャスター、フェンダー・テレキャスター、他
おすすめCD
Blood Sugar Sex Magik/RED HOT CHILI PEPPERS(’91年)
おすすめ動画
Californication
略歴
ジョン・アンソニー・フルシアンテがギターを始めたのは10歳の頃で、当初は当時聴いていたパンクのレコードをナゾる程度だったが、その後ジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベックに影響されて本格化。スライ&ザ・ファミリー・ストーン等のファンク系からキング・クリムゾン、アラン・ホールズワース、フランク・ザッパ…といった超個性派まで、多様な影響を受けていく。
そして、他界したヒレル・スロヴァクの後任として、大ファンだったレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(RHCP)のギタリストに抜擢されたジョンは、『Mother’s Milk』(’89年)にてデビュー(当時18歳)。鋭いカッティングから速弾きまでコナし、多彩なプレイで同バンドの音楽性を拡げる事に貢献する。
ところが5th『Blood Sugar Sex Magik』(’91年)のツアーで’92年の来日公演中に突然脱退。その後2年のソロ・アルバムを発表するが、ドラッグの噂が絶えずシーンからも後退する。
暫しの隠匿期間には廃人同然とも噂され、実際、2年間ギターから遠ざかっていたジョンだったが、その後ドラッグ中毒から脱し、’98年にRHCPに舞い戻る。復帰後はバンドのメイン・ソングライターとして『Californication』(’99年)、『By the Way』(’02年)、『Stadium Arcadium』(’06年)と非凡なメロディ・メイカーぶりを発揮し、バンドの地位を盤石なものとする程の大貢献を果たした。しかし、’09年にはソロ・キャリアの追及を理由に、友好的にバンドを脱退している。
クリーンになって以後のソロ活動では、’80年代ニューウェイヴに影響を受けている彼らしい、美しいメロディのスローで繊細な作風のアルバムを定期的に発表しており、’04~’05年にかけては6ヶ月連続のアルバム・リリースを完遂。
また、ラテン系プログレバンドのザ・マーズ・ヴォルタへの溺愛ぶりもよく知られるところで、彼らの2作品目以降の全作品に準メンバーのような形で顔を出している(’06年の3rd『Amputechture』には全面参加)。
関連書籍
書籍「ジョン・フルシアンテ・スタイル」
コメント